【編集後記】
●1月号です。今月は〈主張〉欄で、山崎一三氏が先の総選挙を総括し、今回頑張った社民党の参院選へむけた展望を語り、改憲阻止闘争など課題を提起しています。この〈主張〉を基に、どうか読者会などさ
まざまなところで論議し合って下さい。
●沖縄の総選挙結果について、沖縄国際大学名誉教授の照屋寛之先生にお願いしました。照屋先生は沖縄平和運動センター顧問(社民党全国常幹)の山城博治氏と高校同級生とのこと。小選挙区2勝2敗に結果
した今回について〈オール沖縄「守りの選挙」〉と先生。復帰50年を迎える今年に名護市長選、参院選、県知事選と重要な選挙が連なる沖縄へ、辺野古新基地建設阻止の決意を込めて連帯を。
総選挙現地レポートが新潟の渡辺英明さん、東京の鈴木智さん、福岡の前海満広さんから届きました。
●総選挙での維新の会の躍進で、「日本もル・ペン党首の国民連合がいるフランスに似てくるのではないか!」との電話。「そうかな!?」と思っていたところ、河辺一郎先生の〈視点〉を読んでビックリ。フラ
ンスにはル・ペンよりも極右がいてこちらの方が人気。その極右が移民・難民問題等で羨やむのが日本で、これは極極右状態。その日本で、過激さで人気の維新の行方と外交を問わない左派の責任が問われて、これは重要な論稿と思います。
●先月号につづき〈李哲さんに聞く〉。今月は、13年の獄中生活を終え出所してからの冤罪を晴らす闘いが証言されています。とりわけ、文在寅大統領の謝罪に至る経過は、民主化・民主主義を実感して感動的
す。Zoomでの1時間半のインタビューでしたが、どこまで李哲さんの想いを誌面に伝えきれたか。ぜひ李哲さんの獄中記『長東日誌』(東方出版、3500円+税)を読んで頂ければと願います。
鎌倉孝夫先生から〈『資本論』全3巻読解〉。先生が発刊された「『資本論』エッセンス」(時潮社)から抽出されたエキスですが、チャレンジして下さい。 (山内正紀)
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