【編集後記】
●新型コロナウイルスの感染が広がっています。安倍首相が突然、全国の小中学校、高校、特別支援学校を3月2日から春休みまで臨時休校にするよう要請、自治体や学校現場、職場、家庭で大混乱が起きています。また発生地の中国・武漢は世界の自動車産業の製造拠点で、日本のホンダや日産が進出し、いま中国からの部品供給中止・サプライチェーン寸断で、経済への影響も甚大です。この新型ウイルス、感染力が強く、検査結果の精度が不確かで、感染防止が第一です。読者の皆様には、こまめな手洗い(手首まで)、こまめな飲水で、宜しくお願いします。
さて今月は、この新型コロナウイルス対策費が1円も計上されていない2020年度予算案の問題点を社民党全国連合の横田昌三さんに分析して頂きました。具体的数字をもって、その特徴が説明されていますので、活動に生かして下さい。
●福留久大先生が名付けた〈マイナス符号民主主義〉。その典型として安倍内閣。沖縄、桜を見る会、同前夜祭、森友加計が取り上げられています。中で指摘される安倍首相の日本語力。右翼・安倍が「天皇、皇后両陛下には末永くお健やかであらせられますことを願っていません」と読み誤ったとは、不覚にも知りませんでした。
河辺一郎先生からは、若者が安倍を支持する背景。その支持構造が新型コロナウイルス問題で変化するのか、注目されます。
●2月22、23日に開かれた社民党全国大会。新潟の渡辺英明さん、熊本の増永周一さん、2人の大会代議員よりご寄稿を頂き、〈主張〉でも取り上げましたので、論議下さい。福井工さん、渡部良一さんは前号からの続きです。教訓を読み取って下さい。
●中森稔博さんの〈スポーツ時評〉は新型コロナウイルスがスポーツ界に与える影響、もう大変です。この〈後記〉を書いている今日3月1日は東京マラソンの日ですが、一般参加者の出場が取り止めになりました。しかしこれはロードレース、スタジアムのように無観客試合というわけには行きません。選手たちはわが事務所に近い京浜第一を走ります。残り五キロ地点。その記録も注目ですが、果たして観客はいるのか? 新型コロナウイルス、重ねてご注意下さい。(山内正紀)
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