【編集後記】
●急遽改造された岸田内閣への支持率が急落、原因は統一教会問題です。今月は浅野健一先生に、この問題を解析していただきました。先生の主張は、結党早期から統一協会(先生は自らの表現として統一協会とされています)の支援を受けてきた〈自民党は解散せよ!〉という点にあります。
河辺一郎先生の〈視点〉がテーマとしたのは、韓国尹大統領の光復節(8月15日)演説。日本のマスコミの多くが無視をしたこの演説を通して、今日の日韓関係が論じられ、日本社会の歪さが浮き彫りにされています。
●3年ぶりの対面開催となった被爆77周年原水禁世界大会。広島大会と長崎大会の模様と課題を熊本の仲本友三さんに案内していただきました。詳しく展開されています。関連して、25周年を迎えた高校生平和大使を同じく熊本の青木栄さん。写真とともに高校生平和大使の活動の歴史と現在を知って下さい。
●中村吉則さんの連載は最終回。自治会改革の取り組みは頓挫とのことですが、この連載で住民自治・地域民主主義のあり様を考えさせられました。
先の参院選比例をLGBTQの当事者、社民党公認候補としてった村田峻一さん。その体験記と合わせ、今日の日本政治に問われる問題が付き出されています。「陰謀論に警戒を」との指摘はもっともですが、陰謀論の具体において記述が欲しいところです。
阿部紀夫さんの〈木崎村小作争議100年〉。本誌2020年3月号からの氏の連載を振りかえってみて下さい。
●軽く見ていたわけではありませんが、8月中旬、コロナウイルスに感染しました。当初、夏風邪かなと思っていましたが、PCR検査をした連れ合いの陽性が判明し、あわてて発熱外来へ、結果が陽性でした。熱もなく平熱で、少々の咳と倦怠感がある程度でしたが、10日間の自宅療養(待機)を迫られた後に仕事に復帰、何とか今月号の校了に漕ぎつき一安心です。皆さん、コロナにお気をつけ下さい。(山内正紀)
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