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「進歩と改革」No.889号2012年1月号

[編集後記]被爆・戦後80年が過ぎ2026年を迎えました。党首討論で高市首相から「台湾有事は日本有事の具体例は出なかった。事実上の(答弁の)撤回だ」と、民主党の野田代表は発言しましたが、野党第一党の党首としての評価としては問題有ではないでしょうか。高市政権になって、新年を迎えますが、改めて「平和への誓い」「日本を新たな戦前にさせない」決意と行動が求められます。
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「アボジが眠る海、82年ぶりに闇の坑口に光が届く」と題して、長生炭鉱の水非常を歴史に刻む会顧問の内岡貞雄さんより報告をいただきました。長生炭鉱は山口県宇部市の東部、瀬戸内海に面した床波海岸にあります。長生炭鉱は海底坑道の危険な炭鉱で、比較的朝鮮人労働者の数が多く「朝鮮炭鉱」と呼ばれていました。この事故の犠牲者は183名、その内136名が朝鮮人労働者です。この事実は全く語られることなく、宇部の歴史から抹殺されていきました。内岡さんたちの政府交渉は2018年2月からスタートし、今日まで6回に及びます。海底下に放置される遺骨の「声なき声」を正面から受け止めてほしいと訴え行動しています。支援の輪が必要です。
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「台湾危機と核心的利益」と題して、常連執筆者の河辺一郎さんより、ずばり解説いただきました。河辺一郎さんは「各種マスコミ、新聞など、中国について批判的に言及している。しかしこれでは台湾問題がなぜ核心的利益なのかも、高市に中国が激しい反発を示す理由も分からない。」と指摘し、詳しく戦前、戦後歴史を紹介し、どうあるべきか、問うています。
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「安倍元首相銃殺裁判が暴く自民党・統一協会の犯罪」と題して、「進歩と改革」誌でお馴染みの浅野健一さんより事件の背景、自民党と深く結びつく統一協会の犯罪とその闇、マスコミの権力に忖度する報道の在り方など詳しく報告をいただきました。権力をもつ自民党と宗教団体との関わりは憲法上でも問題です。参考にしていただきたいと思います。
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「柏崎刈羽原発再稼働をめぐる緊迫する情勢」と題して新潟の吉田裕史さん、「大阪・関西万博を考察する」と題して、大阪の馬場徳夫さん、「外国につながる子どもたちへの支援」と出して、熊本の竹村朋子さんより、問題提起をいただきました。是非、運動に活かしていただきたいと思います。

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