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「進歩と改革」No.870号2024年6月号

 

―目次

■主張  米軍指揮下に組み込まれる自衛隊!

衆院3補選自民全敗、国民の怒りは頂点に達している!

「なぜ日本は没落するのか」―戦後経済史の総括と展望―・・・山崎 一三

対中戦争に差し出す岸田自公政権に鉄槌を・・浅野 健一

「国際政治の視点 パレスチナの国連参加と米国・・河辺一郎

介護保険制度は適切に使用されているのだろうか?・・村山 正栄

高根英博「マンガ・百年戦争物語9回」

滝口と赤松

地方議員奮闘記

新潟県  十日町市議会議員・・滝沢 貞親

鹿児島県 日置市議会議員 ・・坂口 洋之

地域公共交通の持続可能性を求めて・・中谷 慎一

チーム鎌倉の<経済診断>

株式の本質とは何か―宇野経済原論をもとにして・・中村 健三

<乱反射>***文化・社会・政治評論・・藤岡 寛己

「スポーツ時評」 巨人軍の悲願は遠い・・中森 稔博

[編集後記]

5月3日、憲法が施行されて77年目の記念日を迎えました。全国各地で憲法改悪を許さない様々な取り組みが行われました。一方、岸田首相は4月10日、バイデン大統領と会談し、自衛隊と米軍の指揮・統制の向上などの一体化を確認しました。これらはまさに、憲法とは相いれないもので断じて許されません。
新潟の山崎一三さんからは「なぜ日本は没落するのか」―戦後経済史の総括と展望―と題して、「米国の戦略に組み込まれた戦後日本の経済」の歩みから我々の展望と戦略的課題」について提起をいただいた。朝鮮戦争、ベトナム戦争で急成長を成し遂げた日本経済。戦後経済史の総括が必要です。
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浅野健一先生からは、「日朝正常化で非戦・共生の東アジアを」のテーマで日本の歴史認識の問題、日本保守層のアジア蔑視感や、それに同調し煽るマスメディアの姿勢などを厳しく問い、次の選挙で「立憲、社民、れいわ、沖縄の風などの政権反対党の協力で政権交代をすべき」と指摘しています。3補欠選挙の結果をバネに解散総選挙では政権交代を実現させる大衆運動の創出が求められます。
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河辺一郎先生からは「パレスチナの国連加盟と米国」と題して、米国の歴史背景、国内事情を併せて提起をいただきました。〃大国〃のこれまでの「干渉」が事の複雑さを指摘されています。
村山正栄さんからは、再三にわたり「介護保険制度」の問題について様々な角度から問題点や課題について指摘をいただいています。「高齢者の人口が増加していく中で『介護保険』の必要性は益々高まっていきます。名が重要になってきます。『介護保険は複雑すぎて良くわからない、多くの国民は無関心でいる」と警鐘を鳴らします。
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地方議員奮闘記は新潟県十日町市議会議員滝沢貞親さん、鹿児島県日置市議会議員坂口洋之さんより報告をいただきました。 滝沢議員からは「明石の湯」存続と「たっしゃで100事業」の進化について、地域住民・利用者の声に依拠した具体的なとりくみ報告がありました。、坂口議員からは議員活動として、また社民党の議員として地域に密着した活動や議員後援会活動などいただきました。活動の参考になります。
中谷慎一さんからは地域公共交通の持続を求めて、改めて必要性を感じます。
(前海)