バックナンバー
「進歩と改革」No.865号2024年1月号
■主張
パレスチナに平和と自由を!
「新たなる戦前」の時代に至った戦後史の総括と課題・・山崎 一三
■「国際政治の視点」イスラエルを支持する米国・・河辺 一郎
保険あって介護なしの・・村山 正栄
地方議員奮闘記
新潟県・佐渡市議会議員・・荒井 眞理
福岡県・福智町議会議員・・沼口 富生
熊本県・熊本市議会議員・・村上 博
■高根英博 作画・文・構成「マンガ思想の発掘(第3回)」
浅川兄弟と柳
「女性支援法を突破口に!・・泉野 時彦
三池・終わらない炭坑(やま)の物語・・芳川 勝
憲法理念の実現をめざす第60回大会・・有田 純也
2024年、社民党の旗を全国各地で掲げよう・・村田 峻一
<乱反射>***文化・社会・政治評論・・藤岡 寛己
日伊ファシズム類似と相違」(16)伊ファシズム政権樹立100年
『資本論』全3巻読解(13)・・鎌倉 孝夫
■「スポーツ時評」・・中森 稔博
[編集後記]
ロシア軍によるウクライナ侵攻から2年が経とうとしています。またイスラエルとパレスチナ・ハマスとの戦闘も2カ月が経過しました。国連の機関も動き出してはいますが有効に機能していません。私たちは即時停戦および人質の全員解放を求めます。パレスチナに平和と自由を!傍観者とならないよう声を上げ、行動しよう。
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新潟の山崎一三さんから、2022年を節目に捉え、「明治維新以降アジア・太平洋戦争の敗戦まで77年、そして敗戦から77年目を迎えた年」。後半は、まさに平和憲法のもとで歩んできた日本。しかし今や「新たなる戦前」というべき時代に入りつつある。なぜなのだ。どうしてこうなってしまったのか。我々は今、「この根源的な問いに答えていかねばならないのではないか。」と鋭く訴えます。
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新潟の有田純也さんから、憲法理念の実現をめざす「第60回護憲大会」の報告をいただきました。それぞれの分科会報告は貴重な問題提起が行われています。
村山正栄さんからは、「保険あって介護なしの介護保険制度にならないために」、「歳を取って、介護が必要になった時、国がしっかりと守ってくれるものと思っているが、それは大きな間違い」と指摘します。2025年問題。75歳以上人口が2000万人を超え10人に1人が80歳以上となる時代を迎えます。長期ビジョンと制度の充実を訴えています。
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地方奮闘記では新潟、熊本、福岡から、地域活動の重要性を訴えられています。特色ある活動です。
「三池・終わらない炭坑(やま)の物語」。三川坑の炭じん大爆発から今年は60年を迎えました。「高次脳機能患者 (CO患者) は高齢になり、現在40名程が入通院を繰り返しています。三池闘争は国の「エネルギー政策の転換」 により炭坑労働者27万人を11万人削減する政策の中で1200名の指名解雇に反対。「総資本対総労働」の闘い、安保闘争と結合し岸信介首相を退陣させることとなりました。
現代にも通じるものがあります。
(前海)