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「進歩と改革」No.876号2024年12月号
■主張 「裏金」立民追い風/自公過半数割れ!
野党結束して政権交代へ!与野党駆け引き攻防
「改憲危機」は遠のいたか・・社民党熊本県連合 今泉 克己
平和構築のための対抗構想「平和基本法」の再提起
・・名古屋学院大学(憲法学・平和学)飯島 滋明
■国際政治の視点 太平洋諸国と核・・河辺 一郎
「反原発国家オーストリアと隣国の原発」
福岡大学政治学・オーストリア現代政治・・東原 正明
【地方議員奮闘記】 新潟県 新潟市議会議員・・青木 学
熊本県 菊陽町議会議員・・馬場 こうせい
■高根英博作画・文・構成[マンガ思想の発掘(第15回)]
賢治の反戦
「国を守る」ための馬毛島基地建設、崩壊する地元!・・西之表市議会議員 長野 広美
これから医療はどうなるのか?・・村山 正栄
能登半島地震と核のゴミ処分場建設を巡る
文献調査から原子力防災を見直す福岡県糸島 風下の会・・ 赤松 昭博
兒嶋俊郎先生を追悼するとともに 「兒嶋俊郎文庫」の開設に期待する・・渡辺 英明
<乱反射>***文化・社会・政治評論・・藤岡 寛己
「人的資本」という物語・・中村 健三
■「スポーツ時評」 自らのスタイルを変える・・中森 稔博
編集後記]第50回衆議院選挙は自民党、公明党の連立与党が大きく議席を減らし、過半数を割った。自公の過半数割れは民主党政権が誕生した2009年以来の15年ぶりとなります。一方、野党は立民党が公示勢力98議席から148議席と躍進しました。11月中旬には特別国会が召集され首班指名が行われます。政権交代で政治の流れを変えていきましょう。
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平和のための対抗構想「平和基本法」の再提起と題して、名古屋大学の飯島滋明先生から、これまでの「平和基本法」の概要を提示。平和憲法九条のもとで世界第3位の軍事国家になろうとしている現実を踏まえ、どう歯止めを掛け、軍縮の方向に戻していくのか。「平和基本法」を土台とした「安全保障政策」を提起しています。是非、参考に論議を深めていきたいと思います。
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「反原発国家オーストリアと隣国の原発」と題して、福岡大学の東原正明先生より提起をいただきました。ヨーロッパにおける脱原発の情報は中々伝わってきません。オーストリアにおける脱原発政策は、国民投票で国民自身の手によって選択されたものです。日本の私たちから見ればまさに「理想的」なものです。 日本に共通するものがあると思います。是非参考にして行きたいと思います。
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鹿児島県西之表市議会議員の長野広美さんより、地元の意向は無視、工事の延長、不透明な財政、壊れていく島民のコミュニティなど、「国を守るため」と称して強引に進める「馬毛島基地建設」に怒り心頭の報告です。
福岡からは佐賀県玄海原発から30㌔圏内の糸島・風下の会の赤松昭博さんより、「能登半島地震と核のゴミ処分場建設を巡る文献調査から原子力防災を見直す」と題して、活動報告です。 村山正栄さんからはこの間、毎回執筆いただいています。介護・医療問題は待ったなしの課題です。活動に活かしていただきたいと思います。 議員奮闘記は新潟市議の青木学さん、熊本の菊陽町議の馬場こうせいさんより地域活動と議会質問についての活動報告です。
(前海)