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「進歩と改革」No.886号2025年10月号

編集後記]アジア太平洋戦争の敗戦から80年目の8月15日を迎えました。二度と戦争をしないと誓いあった日本国憲法は今、まさに旬!、輝きを増しています。しかし、7月に行われた参院選は自公政権を少数与党へと追い込んだものの「日本人ファースト」「排外主義」を掲げる政党が躍進するなど国会は改憲派が勢いづく情勢となっています。元・同志社大学大学院教授の浅野健一さんからは、その危険性や国会での課題を提起いただきました。国会内外での大衆運動の創出が求められます。
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沖縄国際大学名誉教授の照屋寛之さんからは、オール沖縄勢力、平和のバトンを受け継ぐ―参政党の躍進に危機感も―と題して、沖縄の勝因、野党間の協力関係や立民の政権構想の欠如の問題など提起をいただきました。立憲民主党には野党第一党としてのリーダーシップの発揮を求めます。
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名古屋学院大学憲法学・平和学の飯島滋明さんからは、極右政党の台頭と「スパイ防止法」の動き、その危険性を訴えていただきました。
秋の臨時国会が政治的焦点となります。「スパイ防止法」を許さない国会内外での大衆運動の創出が求められます。各地で運動を推進して行きましょう。
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参議院選挙を闘って、新潟・福岡から報告をいただきました。社民党としては政党要件のかかった負けられない選挙でした。辛うじて2・06%を獲得し政党要件は維持したものの、次への展望はあるのか、何処にその展望を見出していくのか、そ
れぞれ提起をいただきました。
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少子高齢化は労働力不足や社会保障の負担増加、地域の過疎化など、さまざまな問題を抱え、深刻な状況となっています。村山正栄さんによる「医療・介護業界に迫る2025年問題」は今後も続きます。是非、参考にしていただきたいと思います。
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他、常連執筆者から、それぞれのテーマにそって問題提起をいただきました。

(海)