【編集後記】
●暑中お見舞い申し上げます。各地で酷い暑さが続いています。東京都心では、観測史上過去最長の猛暑日を記録、ところが今度は一転、台風が北上中とのこと。皆さま、身の安全にくれぐれもご注意下さい。
今月は西之表市議(副議長)の長野広美さんから馬毛島の自衛隊基地問題、熊本の弁護士の阿部広美さんから生活保護基準切り下げ問題など〈平和〉〈暮らし〉〈地域〉を考える素晴らしい論考が届いていますのでお読み下さい。
●福留久大先生逝去の報。長年、本誌に2か月に1回を基本に、政治・経済・社会全般にわたる論評を頂き、その提起される課題が私たちの活動の指針となっていました。今月号も福留先生が執筆予定で、先生から6月18日(土)22時59分発の次のようなメールが届きました。「山内様。@8月号原稿、副題『円安物価高の日本経済』、主題を『アベノミクスの行詰り(=の立往生)(=の犯罪性)』どうするか悩んでいます。岸田政権の政策も実態はアベノミクスだけということです」。
ところが直後にまたメール。「福留久大の娘です。父が本日、緊急入院となってしまいました。『原稿を書けなくなった』とメールを送るよう頼まれました。たいへんご迷惑をおかけいたします。申し訳ございません。どうぞよろしくお願いいたします」。一日も早い快癒・退院を祈りましたが残念です。
福留先生は、新刊本『リカード貿易論解読法―『資本論』による論拠―』(社会評論社)を準備され、7月7日発売予定でした。その発刊を直前にした逝去、痛恨のきわみです。福留先生の本誌に対する長年のご貢献に感謝申し上げ、心よりご冥福をお祈りいたします。先生、さようなら。(山内正紀)
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