【編集後記】
●新型コロナウイルスはデルタ株に変異して感染が急増。緊急事態宣言は全国で13都道府県に拡大しました。まん延防止重点措置の県も増え、期間は8月20日から9月12日まで。これが解散をはじめ政治日程に大
きく影響を及ぼすとされる状況下、10月号を校了しました。
●今月はまず新潟市議会議員の石附幸子さんにご寄稿を頂きました。世界経済フォーラムの2021年ジェンダーギャップ指数報告で日本は156か国中120位、政治分野ではさらに遅れ146位です。
ジェンダー平等をめざす女性の地方議会での役割・存在が、豊富で具体的な活動実践をともなって突き出されています。石附市議は本誌7月号に登場の青木学氏と同じ会派「市民ネットにいがた」に所属されており、多様で包摂的な社会へ取り組む会派の姿勢も鮮やかです。
●昨年に続き今年の8月原水禁大会も、新型コロナ感染によって大きく参加が制約されました。それだけに広島、長崎からの報告は大事。木原省治さんと青木栄さんにお願いしました。
福留久大先生の〈戦争の明暗を心に刻む〉。戦争の「明」とは? 編集部の問いに「リンカーン演説やアジア・太平洋戦争による憲法前文・九条は『明』の側面を表している」「『明』の側面が無いとすると、戦争は悲惨と苦難ばかりになる。膨大な数の「死」を意味づけることが必要ではないか」と先生。論稿の前半は「明」を、後半で「暗」が論じられています。
●「タリバン首都制圧」「アフガン政権崩壊」と大きな報道(8月16日)。河辺一郎先生の〈国際政治〉と藤岡寛己先生の〈乱反射〉から2つの視点を読み取って下さい。
有田純也さんからは柏崎刈羽原発に反対する2つの署名運動を提起。誌面に掲載のURコードをスマホカメラで読み取り署名にご協力下さい。矢部忠夫さんは「避難計画」徹底批判。菅首相を崖っぷちに追い込んだ横浜市長選の敗北。急遽、中川徹さんに登板してもらいました。(山内正紀)
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