「進歩と改革」No.805号   --2019年1月号--

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■主張 韓国元徴用工裁判で道義ある解決を!

柏崎原発差止訴訟―争点と展望                近藤 正道

■鎌倉孝夫の〈経済診断〉

 米中対立―冷戦・体制間対立再現
  ―安倍首相の外交姿勢を糺す―

◆マンガ FALSE HOOD206                    森本 清彦

 踊るALL1st男
  ネオコン戦争屋の「反中ヒステリー」挑発シーズン!

 〈ディープステート(影の政府)・2〉

■国際政治の視点                       河辺 一郎                 

 米国政治のねじれとは何か                 

再審開始確定、熊本 松橋事件(上)              齊藤  誠

狭山事件から55年―再審を求める市民集会            今泉 克己

◆連載―山のムラから(第5回)                岡部  清

 山のムラは

朝鮮戦争終結と日本の責任―白宗元博士に聞く(4)       浅野 健一

◆高根英博作画・文 [マンガ・百年戦争物語り/第4話]

 東史郎、増田六助の第16師団

憲法でなく政治を変えよう!                  仲本 友三
 ―憲法理念の実現をめざす第55回大会に参加して―

GSEFビルバオ大会・大阪報告                柏井 宏之
 社会的経済と連帯経済の再分離

◆スポーツ時評                        中森 稔博

 女子フィギュアスケート乱戦記         


【編集後記】

2019年1月号です。本年もどうか宜しくお願いいたします。
 自民党総裁に3選した安倍首相が任期の2021年9月まで勤めると、明治以降の歴代で最長の首相在任期間を記録することになります。悪い冗談に聞こえますが、残念ながら事実で、この右翼政権の延命を許しているのが現在の日本政治の現実です。 
 今年は、参院選のある重要な年。アベ政治を許さない! 日本政治の転換をめざしてともに頑張りましょう。

11月初旬のことです。銀行で記帳をしたら、「これ以降のお取引の日付は西暦で印字いたします」と打ち出されました。これは今年5月1日の天皇代替わり・改元に関わってのことでしょう。
 “元号の事前公表は伝統破壊”“発表は新天皇即位後に”とする日本会議ら右翼の動きがあり、新元号の公表時期が決まりません。カレンダーや手帳は新元号を入れないものや5月以降も「平成」のままのものが作られました。早期の移行準備が不可欠なITシステムは改元の日と同時に新元号に切り替えるのは到底無理で、しばらくは「平成」が使われる見通しとのことです。不便な話ですが、それならばいっそ元号を放棄して西暦へ。この銀行の元号離れ、何の問題もなく歓迎です。これもまた、時代の転換点かと思いますが、天皇代替わりを国家主義の復活・強化に利用しようとする動きには要警戒です。

1月号は、まず脱原発の闘いのアピール。近藤正道弁護士(元参院議員)に柏崎刈羽原発差止訴訟について書いて頂きました。原発運転の差し止めや廃炉を求める訴訟は、14年、福井地裁での高浜原発3・4号機再稼動差し止めの仮処分が注目を浴びました(18年7月、名古屋高裁金沢支部で住民側の逆転敗訴が確定)。近藤弁護士からは柏崎刈羽原発の危険性、東京電力のいい加減さが丁寧に展開されていますので、脱原発運動の力にして下さい。

鎌倉孝夫先生から米中対決の構図分析と安倍外交批判、河辺一郎先生からの米国中間選挙結果をうけた「ねじれ」分析、1月号にふさわしく鋭い論稿がそろいました。
 「松橋事件 再審確定」「33年、弁護団『ようやく』」(毎日新聞)など報道された松橋事件。「まつばせ」と読みます。再審開始確定に決定的役割を果たしたのが証拠開示で、齊藤誠弁護士にお願いしました。そして狭山市民集会を今泉さん。再審開始を!と切に願います。仲本さんからは力強く第55回護憲大会。柏井さんのGSEFビルバオ大会報告も貴重です。浅野先生の連載は最終回。95歳の白博士、いつまでもお元気にと祈ります。(山内正紀)