「進歩と改革」No.728号   --2012年8月号--

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■主張 野田政権の暴走にストップを!
―原発再稼働・原子力基本法改正・消費増税法案衆院可決と対抗主体―


消費増税からTPPへ                  福留 久大
―超国家企業体制の戦略―

◆マンガ FALSE HOOD125
もはや救いなき、この腐蝕プロット             森本 清彦

■国際政治の視点
PKO協力法成立20周年                河辺 一郎   

EU緊縮政策の流れを変えたオランド大統領        柴山健太郎
―大統領・国民議会選におけるフランス社会党勝利の意味するもの― 

◆映画評論
R・ゲディギャン監督「キリマンジャロの雪」(仏映画)  深海 峯介
 リストラに苦悩する組合長

◆高根 英博 作画・文・構成「闘う仏教!」7
 上原専禄 

新体制で開放政策とハイテク化進む朝鮮          矢内真理子
―日朝間の遺骨問題から正常化交渉を―

日朝国交正常化連絡会が総会と記念講演会を開催      鳴海洽一郎

社会主義青年インター「世界政治宣言」(訳・玉造 順一)

続・林野に働く人々                   市川  勝

●スポーツ時評 プロフェッショナルは人数制限      中森 稔博

【編集後記】

民自公3党による談合政治によって消費増税法案が衆議院を通過しました。先月号に河野正輝先生が指摘された「社会保障と税の一体改革のあり方」に照らしても、大きく背離した法案ですが、今月は福留先生にこの消費増税法案をとりあげて頂きました。福留先生は、消費増税を言祝ぐ面々として財務省、大手企業、多国籍企業経営陣の存在を指摘され、「超国家企業体制の貫徹」という視点を突き出されておられます。そして「消費税の次はTPPか」と提起されていますが、TPP問題の本格的展開は次回の10月号となります。