【編集後記】
●創刊700号です。巻頭言で山崎氏が書いているように、執筆者、取扱者、読者の皆さんのご協力とご支援なしにはここまで来ることはできませんでした。心からお礼申し上げます。そして、今後とも宜しくお願いします。
私が、本誌の前身である『社会主義』誌に出合ったのは、松本さんが今月の「編集五十年」で紹介している高岩進さんが1970年12月に亡くなられる少し前のことでした。当時は、小さな会社に勤め、労働組合(全国金属)と青年運動をやっていましたが、毎月届く誌と誌面に常に励まされてきました。いま編集を担う立場になって、この間の編集に携わってこられた諸先輩のご苦労に思い至り、感謝いたします。ありがとうございました。
●創刊700号を記念し、奥田八二先生の二つの論文を再録しました。今年は、あの「安保と三池」から50年。この闘いとこの年にちなんで1960年に発行された『社会主義』誌から、三池に関わる論文を選びました。三池労組はすでに解散し、奥田先生も2001年に亡くなられていますし、時代状況も大きく変化しています。しかし、非正規・正規の格差が拡大するなかで、企業内労働組合の存在が問われているいま、奥田先生が当時に提起された諸問題は現代にも通じるものがあるのではないでしょうか。
●50年前の闘いが「安保と三池」であったなら、今年の闘いの課題は「沖縄と格差是正(派遣法改正)」でしょう。沖縄の現地から仲里さんに基地問題と名護市長選についてレポートをいただきました。闘う現場にあるからこその迫力あるレポートをお読み下さい。
格差是正、均等待遇、派遣法の改正などを実現する春闘について、全国一般南部の平賀委員長にお願いしました。東京・新橋にある南部の組合事務所を訪れる度に、外国人労働者の方と出会います。その組織化の経験をふくめて貴重な話を聞く機会が実現しました。
●懐かしい名前の登場です。勤サ協といえば、70〜80年代の青年運動、とりわけサークル運動をした方にはおなじみと思いますが、その会長であった神村隆志さん。自分史に重ねて提起される「歴史の記憶」の意味。そういえば、高根さんの「分裂するイメージ」も、深海さんの「カティンの森」も「歴史の記憶」に?がっています。
バンクーバー冬季五輪、日本勢が不振です。あの国母君が勝てず、 チーム青森が予選落ち、日本の舞姫が韓国の英雄に敗北。中森さんのスポーツ時評は「日本選手の限界」です。『進歩と改革』も限界を超えて、部数拡大に努めましょう。(山内正紀)
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