【編集後記】
●今月号の目玉は曽我祐次氏と笠原昭男氏の対談「社会党、社民党と日朝問題を検証する」
です。「拉致」問題は社民党にとって、大変な逆風になっていますが、社会党、社民党はそんなに悪い
ことをしたのか、違うのではないかとの思いを持つ党員、支持者の方が多いのではないかと思います。
しかし、過去のことはもう忘れている、あるいは知らないという人のために、両氏に過去のことを
整理し、これからに向けての意見を語ってもらいました。
●12月15日に開かれた社民党の全国幹事長会議について、翌日の朝日新聞は
「『北朝鮮見解に無批判だった面も』土井党首が謝罪」との見出しで報じています。党員、
支持者の方々には「いつまで謝罪ばかりしているのか。いい加減にしてくれ」との思いがあるの
ではないでしょうか。しかし、土井党首は謝罪だけをしたのではありません。12月25日付の
『社会新報』に土井党首の挨拶全文が掲載されていますので、ご覧になった方はお分かりでしょ
うが、情勢と課題についてキチンと述べながら、為にするものや誹謗中傷のたぐいには毅然として
対決するとも発言されています。しかし、マスコミは謝罪したかどうかだけに焦点を絞って待ち構
えていて、"謝罪"に類する言葉が一言でも出ようものなら、ソレッとばかりにとびついて、その角
度からだけ記事を書き、見出しをつけるのです。ほかには何を言っても取り上げません。情報を
もっぱら新聞に頼っている人は、「やっぱり社民党は悪いことをしていたんだ」あるいは「また謝罪か」
と思うでしょう。それこそマスコミの狙いだと思わざるをえません。
●では、"謝罪"をしなければどうなるのか、「謝罪の言葉なし」と"悪い"ことをしても謝罪
もしない社民党というイメージを与えようとするのではないでしょうか。こういうのはマスコミの
暴力ではないでしょうか。
朝日新聞の締めくくりは「ただ、土井党首ら執行部の責任を問う声は出なかったという」というも
のです。きっと責任を問う発言を期待していたのでしょう。しかし、全国の幹事長は、今こそ土井党首を支えて、結束して社民党を守ろうと思っていたに違いありません。
十字架を背負う土井党首には、申し訳ありませんが、なお、頑張っていただくしかありません。
代わりがいないなどというケチな話でお願いするのではありません。いま逆風のなかで、そんなこと
を求めるべきではないということです。土井さんも同じ思いだと思います。
●4月の統一自治体選挙は、社民党にとって厳しいものになるでしょう。それまでにマスコ
ミの扱いが変わるとは思えません。もしかしたら、まだ何か失点がないかと探しているかもしれませ
ん。風が吹くことを願望することはやめた方がよさそうです。自力で、この逆風を突破する根性が
いま社民党とその支持者に求められていると思います。
本誌をお読みくださる皆様には、その点についてご理解を願い、正しい認識をひろげることにご
協力を願いたいと存じます。(松本)
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