【編集後記】
●新年の国内最大の選挙は衆議院の解散がない限り、4月に行われる統一自治体選挙です。これの向けての課題と争点、社民党の構えを渕上副党首・選対委員長に伺いました。「拉致」問題で悪者にされている観の強い社民党ですが、ここでかんばらなければと思いました。
海の向こうのドイツでは、負けるのではないかと見られていた社民党ががんばって逆転勝利を収めました。右翼ポピュリズムの攻撃を食い止めた意義につ
いて、柴山健太郎氏にお願いしました。
●「労働のあり方をめぐる三つのシナリオ」は伊田広行氏です。三つのシナリオとは、守旧派、新自由主義派、新・社会民主主義派のシナリオで、三番目のそれはシングル単位論でもあります。消費税は20%、もちろん取りまく条件の変化も含めてですが、「社民」でも古い家族単位の労働観や、消費税反対の時の勝利に安住している人には発想の大転換が迫られる内容です。それにしても、大胆な予測シナリオというのは魅力があります。
随分前のことですが、「女房を質に入れてもビラ貼りを続ける」と言った活動家がいて、当時でさえ、どうも例えが良くないと思いつつも、そのがんばりには感心しましたが、シングル単位をなると、そういう表現は完全にアウトになります。
●もう一つ、続けて渡辺秀美氏の「不良債権問題の経済政策を考察する」。現実に実行する政策的代案とそれを基礎づける理論を持たなければ、いつまでも資本主義批判と要求だけになり、改革を進める政治勢力たりえないと、これまた旧左翼の発想に転換を迫る結論です。
福留久大氏の「発想転換の政治・経済学」は、「成長第一主義」や「市場原理主義」など、ともかく目先の激しい動きに惑わされがちなところを大きな視野と確かな視点で、そういう見方があるかと気づかせていただけます。不況克服の代替策では、やはりワークシェアリングを含む政策構想が紹介されています。
●「野菜にまつわるホントの話」は久しぶりに西村和雄氏の登場。ホンモノは野菜だけでなく、塩にもおよぶ。次回には有機農法と言っても、不勉強な農業者、消費者ではダメという話が続きます。政治や労働だけでなく、生活においてもホントを貫こうという話に関心を持ってくださいね。
投稿は柳原さんの続きと、飛鳥井さんです。飛鳥井さんの原稿は早くにいただいていたのに掲載が遅れ、すみませんでした。ここでも、個人単位の考え方の重要性が語られています。
いま危険を感じるのは、アメリカのイラク攻撃と、朝鮮による拉致被害を利用した対外強硬論です。これは「主張」でとりあげました。2月号では、衆議院憲法調査会の中間報告や教育基本法の改憲問題をとりあげたいと思っています。(松本)
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