【編集後記】
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2月号の「主張」はアメリカのABM条約の離脱とイスラエルのパレスチナへの軍事攻撃に
対する抗議です。「報復」と称して、他国の民衆を犠牲にしてやりたい放題のアメリカとその
力を背景にまさに"ならず者国家"のふるまいのイスラエルのやり方をこのまま許してはなら
ないと思います。
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国内では、軽薄なお調子者にしか見えない小泉に人気がさめず、数にものをいわせての国会
運営が続いています。その国会総括を中西さんにお願いしました。合わせて12月6日の衆
議院憲法調査会の模様を掲載しています。改憲にむけて論議のスピードアップを促す議論や、
議員連盟による「憲法改正国民投票法案」の作成など憲法改悪にむけての動きもいよいよ警戒
が必要になってきました。
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こう書きますと、「いい話は一つもないじゃないか」「やられっぱなしじゃないか」といわ
れるかもしれません。しかし、展望は一人一人の歯軋りする気持ちのなかにこそあるのでは
ないでしょうか。人類の歴史はやられっぱなしで終ったことはないのですから。ヒットラーが
欧州大陸を制圧し、日本が中国大陸を侵略したとき暗黒の支配に屈しなかった人々がいたから
こそ、その後の歴史がありました。田畑稔さんではありませんが、「鳥の目」と「虫の目」を
使いわけながら、両方合わせて見て、世界を見れば、見えてくるものがあると思います。
原田八重さんの文章、久しぶりですが、いつもながら心温まるものがあります。読者の皆さん
から誌上に紹介できるお便りをいただけると幸いです。
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宝樹さんの「証言 戦後労働運動史」は好評ですが、今回は社会党史、戦後労働運動史の通説
に見直しを迫る内容を含んでいます。日本社会党は戦後初めて、片山内閣を成立させたあと、
党書記長で実力者の西尾末広が造船疑獄で連座、西尾自身はおよそ10年後無罪判決を得るの
ですが、
社会党は1945年(昭和24)1月の総選挙で惨敗、4月の第4回大会では再建の方向をめぐって
森戸・稲村論争が行われ、書記長を左派の鈴木茂三郎と右派の浅沼稲次郎が争います。鈴木が勝ち、
それまでの右派優位がはじめて左派優位となるのですが、その力は戦後期に力を持っていた青年部
と民同左派の集団入党であったというのが「日本社会党の30年」など史書の通説です。ところが、
宝樹さんのお話を聞いていると、どうも話と通説とがあいません。しつこく食い下がって伺いますと、
どうも宝樹さんの方がツジツマが合っていて、通説の方がツジツマが合わなくなってくるのです。
宝樹さんご自身はふりかぶって史書の誤りを指摘されたりなさらないのですが、通説の見直しが
必要になったように思います。第4回大会だけでなく、高野実の評価もそうです。本誌がどこまで
影響力があるかはともかく、宝樹さんのお話には改めて貴重なものがあると感じました(松本)。
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